【ACTION】躍動する、在学生・研究者紹介

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常識にとらわれないビッグデータ分析が
社会を変える力になるかもしれない。

文化情報学部 4年次生
後藤 智紀さん・藤澤 将広さん

革新的なデータ分析事例やアイデアを広く公募するために、経済産業省とIot推進ラボは2016年度「第2回ビッグデータ分析コンテスト」を開催。「流通・小売」をテーマに、「売上予測部門」と「新商品開発部門」の2部門に分かれて予測精度が競い合われました。その「売上予測部門」において最高予測精度賞を獲得したのが、本学の後藤さんと藤澤さん。社会人や大学院生が多数を占める150チームの中で、学部生が受賞した快挙の舞台裏を探ります。

ビッグデータを可視化し
多角的な視点から考察していく。

私たちが出会ったのは、3年次生の時に受けていた宿久洋文化情報学部教授のデータサイエンス科目・数理統計IIの講義。そこで宿久教授の勧めがあり、2016年7月に「ビッグデータ分析コンテスト」への応募を決めました。使用するデータは、コンビニエンスストアのローソンが提供するオリジナル菓子47種類、健康菓子26種類のPOS・商品特性データなど。初期の段階で店舗の立地エリア、原材料、商品説明文に含まれる単語を抽出するという着想を得て、多角的な視点から最高の精度予測が見込める独自の切り口を探究していきました。

他の参加者たちと競争しながら
全力を出し切った。

分析は連日、深夜まで熱い議論を重ねながら行いました。その後、統計的手法や機械学習など分担して作業を進め、売上に大きく影響している要因を絞り込むことに成功。店舗立地のエリア、顧客の性別・年齢、商品のカロリーなどの栄養素が重要だということがわかりました。このコンテストは、期間中に他の参加者の予測モデルと精度を比較しながら自分たちの分析結果を再考できるシステムが採られていたため、繰り返し探求と申請を重ね、最終提出は締切日の日付が変わる直前。そして真夜中に私たちのチームが1位だと知った時は、本当に飛び上がるほどうれしかったですね。

データサイエンティストとして
また新たなステップへ。

授賞式は幕張メッセで開催されました。宿久教授のもと1年次から様々なテーマに取り組んできたことが実を結んだと思うと、非常に感慨深かったです。そして、データ分析は実に奥が深いと思いました。またコンテストでの受賞が評価され、2016年度の同志社総長賞にも選出。同時に受賞したのは世界で活躍している方々ばかりで、その中に入れて感激しました。現在は統計科学研究室に所属しており、世界各国のデータサイエンティストが競うデータコンペティション世界大会「Kaggle」にも挑戦したいと考えています。

  • ※学生の年次等は取材時のものです。

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