Residential Learning Program (RLP) 潜入レポート Vol.1
〜 テーマ:地域社会を生きる 第1回「上京区を知ろう」 〜
継志寮に住む学生全員が参加する
Residential Learning Program(RLP)。
寮生の創造性や協調性を高めるために、
どのような取り組みが行われているのでしょうか。
今回は、記念すべき第一回RLPに潜入。
参加した寮生の声を通して、当日の様子をお伝えします。
取材した学生はこちらの2人
高校生の頃から憧れだった京都の町に、「観光客」ではなく、「住民」として関わることができるのが楽しみです。
グローバル地域文化学部
グローバル地域文化学科 2年
大澤 萌さん
同志社大学と継志寮のある上京区に詳しくなることで、ここでしかできないまちづくりの工夫を発見したいです。
経済学部
経済学科 1年
谷口 賢次郎さん
第一回RLPを終えて
大澤萌さん:今回の講演では、上京区の歴史や文化を広く学びました。自分たちが暮らし学ぶ場所だからこそ、この町をもっと深く知りたいと思います。今後のRLPでは実際に町に赴いたり、地域の方々と関わったりしながら、座学だけでは得られない知識を身につけたいです。私は高校生の頃からさまざまな社会問題に興味をもっていました。継志寮への入寮を決めたのも社会貢献のヒントになるような広い視野や考え方を培いたいと考えたから。将来、社会問題の解決のために自発的な行動ができるよう、RLPで知識や経験を積み重ねていきたいです。
谷口賢次郎さん:入寮前から京都は他とちがう独特な町だと感じていましたが、住み始めてからはますます京都に対して『特別感』を抱くようになりました。観光地として有名なことや、外国人居住者が多いことがその理由だと考えていましたが、今回学んだ歴史や文化の積み重ねこそが、京都が醸し出す『特別感』の理由の根本なのだと感じます。私が育った町はニュータウンだったので、上京区のように伝統的な文化が残り、住民同士の繫がりが強い町には憧れがあります。今後のRLPでは実際に地域の方々と関わりながら、京都の町に対する思いを聞いてみたいです。
今回のプログラムでは、上京区の歴史や文化を学ぶことによって、寮生が上京区の住民としての自覚を強め、地域住民と共生することの意味を考えるきっかけとなったようでした。継志寮のRLPは定期的に開催され、防災、環境マネジメント、多文化共生などのテーマについて見識を深めるさまざまな取り組みが予定されています。