7月30日、京田辺キャンパス同志社ローム記念館にて、全学共通教養教育科目「プロジェクト科目」2017年度春学期成果報告会を開催しました。春学期・秋学期連結科目11クラスの履修生が、活動の成果をまとめたポスターをもとに、ポスターセッション形式で中間報告を行いました。
当日はオープンキャンパスも開催されており、履修生のみならず、高校生や保護者の方、過年度履修生など、約210人の参加者の熱気に包まれました。各ブースでは、履修生が来訪者に対して積極的に声をかけ、活動の成果を熱心に伝えていました。その熱意や聴衆者一人ひとりに丁寧に対応する姿からは、プロジェクトの対象に対しても誠実に向き合っている様子が垣間見え、審査員からも高評を得ました。しかし一方では、ポスターの完成度がクラス毎に差があることや、活動の目的・動機づけが弱い、企画の目的や継続についての追究が甘い、といったような厳しい意見や指摘も述べられました。このような声は今後の更なる成果に大きな期待が寄せられているゆえであり、履修生には、今回の報告会での評価や意見を“新たな課題の発見”と捉え、今後の活動に活かされることが望まれています。
終了後の履修生からは、「セッションを通して自分たちのプロジェクトの問題点が明確になった」「他クラスの活動や聴衆者からのアドバイスを参考にして次の企画に活かしたい」という声が聞かれ、これまでの活動を省みて、今後の活動をより意義のあるものにしたいという前向きな姿勢がうかがえました。閉会式では、最優秀賞、優秀賞および特別賞の表彰が行われ、入賞したクラスには大きな賞賛の拍手が送られました。
各賞は以下のとおり。

最優秀賞

西陣のモノづくり産業の見える化と交流促進を通じた地域活性
【科目担当者：北林　功　　科目代表者：八木　匡（経済学部）】

優秀賞

クラシック音楽のコンサートを創ろう！
【科目担当者：鈴木利奈　　科目代表者：伊達立晶（文学部）】

特別賞

絵本は心のごちそう・プロジェクト
【科目担当者：上野康治　　科目代表者：金田重郎（理工学部）】