2017.08.08「志」ある人物の受入れ
8月8日(火)〜9日(水)、第2回「ガールズサイエンスキャンプ」が開催されました。当初は7日(月)から2泊3日の予定でしたが、折り悪く台風5号の直撃を受け、1日短縮した日程での開催となりました。
昨年度、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」に、本学の「科学するガールズ」養成プログラムが採択され、現在は2年目の活動に取り組んでいます。
「ガールズサイエンスキャンプ」は、本プログラムの中でも特に力を入れて取り組んでおり、理系進路を考えるうえで必要な要素が網羅されています。女子生徒向けとしてはめずらしい「物理の楽しさ」と今後の理系に必須の「グローバル」をキーワードに企画をしているのが特色です。
参加者は高校生21名と中学生24名の計45名。未来の女性エンジニアを目指し、キラキラした眼で、全身で取り組む姿が印象的でした。先輩リケジョとして、本学の女子学生と女子大学院生5名もキャンプに参加し、自身の理系選択のきっかけや現在の様子を語り、女性エンジニア達と理系選択についての就職やキャリアについて、幅広いテーマで保護者も交えて意見交換がなされました。
また、残念ながら台風で中止になった「女子中高校生と保護者、女性エンジニアとの交流会」では、ダイキン工業、堀場製作所、村田機械、オムロン、島津製作所から本学OGを中心に女性エンジニアの派遣を快諾いただいており、企業の「科学するガールズ」養成プログラムへの関心の高さを伺うことができました。
今後も一連のプログラムを継続して実施することで、女子生徒の理系選択における疑問や戸惑いを解消し、真に希望する進路を選択することができるよう、学内外の方々と協力して支援を続けていきます。