2017.12.12創造と共同による研究力の向上「国際主義」の更なる深化
同志社大学と公益社団法人「日本仲裁人協会」(以下、JAA)は、「京都国際調停センターの運営等の協力に関する協定」に基づき、同志社大学を本拠とする「京都国際調停センター」を、内閣府の公益事業認定を得た後に設置いたします(来年の上半期を想定)。
「京都国際調停センター」は、日本初の国際調停センターとして、日本企業に対して、友好的かつ安価で迅速な紛争解決の場を提供するものです。国際ビジネス紛争の解決方法として、近時、「調停」が世界的に注目を集めています。従来の解決方法である、「訴訟」や「仲裁」の限界が認識され、逆に「調停」のもつ利点が分かってきたからです。米国・欧州では「調停」が当たり前に利用されており、アジアでも、シンガポールが2014年に国際調停センターを設置しました。しかし、日本では、家事調停などは良く知られていますが、ビジネス紛争の解決方法としての「調停」について、日本企業もあまり馴染みがありません。
今後、JAAが同志社を本拠に設置する「京都国際調停センター」の運営に協力するとともに、JAAと協力して、国際調停に関する教育・研究や国際調停に携わる人材の育成を行う予定です。