6月1日（土）、2018年度文部科学省私立大学研究ブランディング事業「同志社大学宇宙生体医工学研究プロジェクト」キックオフシンポジウム『新時代を切り拓く、宇宙への挑戦』を開催しました。本プロジェクトでは、地球上の歩行困難者、宇宙飛行士の新規運動療法、リハビリテーション方策および機器開発、創薬開発に繋げる研究を実施し、健康寿命の延伸を目指すことを目的としています。
当日は、京都大学宇宙総合学研究ユニット特定教授で元宇宙飛行士の土井隆雄先生に有人宇宙活動についての基調講演を、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構の金井宣茂宇宙飛行士に健康長寿と宇宙に関して特別講演をいただきました。また、国内外から多数の有識者を迎え、世界の宇宙医学研究について討論を行いました。
本学は、ヒトの健康に関連する分野である理工学、生命医科学、スポーツ健康科学、脳科学の他、社会科学、経営学、心理学、グローバル地域文化学などの人文社会科学系の学問領域を有しており、有機的な連携を図ることが可能です。
本プロジェクトでは、アメリカ航空宇宙局ジョンソンスペースセンターや欧州宇宙機関、イタリア宇宙機関等の国際的な連携フレームによる共同研究を開始しています。今後の進展にご期待ください。