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2021.03.26VISION1学びのかたちの新展開

新島塾修了式・入塾式を行いました

3月26日(金)13時から同志社礼拝堂で新島塾修了式・入塾式を執り行いました。 参加者は入場前に検温を実施するだけでなく、場内の換気や、席の間隔を空けた着席など、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策を取って開催しました。
荘厳なオルガンの前奏に始まり、第1期塾生の修了者7名に新島塾塾長である植木 朝子学長から新島塾修了証が手渡された後、式辞が述べられました。

「大学での学びは「問い」に対する「解」を出すだけではなく、「問い」そのものを創り出すことが求められる。ある「問い」を立てたとしても、その意義や違う「問い」の立て方ができるのではないか、と苦悩する経験も数多くしたのではないか。「書を読む大切さ」とともに読むこと、考えることの基本である「言葉」の大切さも学ばれたことだろう。対話の「言葉」は、他者への理解と共感のために使われるべきだが、時に「言葉」は人を排除し傷つけることもある。ぜひ、良心を胸に言葉を大切に扱う人であってほしい。」との言葉に、修了者は新島塾で学んだ2年間で大学で学ぶ意義を見つめ直し、残りの学生生活だけでなく今後も生涯にわたって学び続けるのだという決意をしたことでしょう。
また、同日に新島塾第3期塾生として入塾者選抜を経た26名を新たに迎え入れました。入塾者には「新島塾は、良心を持って人に寄り添いながら社会を牽引するような人物養成が目的で、知の探究のためには数多くの書物を精読することになる。真理への道は険しく、困難なものだが、じっくりと学び、努力し続けることによって真理と自由を知る喜びを味わっていただきたい。」との言葉が送られました。塾長の式辞に引き続き、第3期塾生がひとりずつ登壇し、塾長の前で入塾の誓いを述べました。緊張が見られる塾生もいましたが、「自分の思考を深める場としたい」「自分の知を高め、他者と共有したい」「異なる学部、学年の人と学ぶ機会は貴重で共に切磋琢磨したい」「学び続け、挑戦し続けたい」などと意欲溢れる誓いの言葉が次々に表明されました。

最後に、新島塾コーディネーターの谷村先生(経済学部教授)から「新島塾には、強い期待が寄せられている。入塾者の皆さんは、ぜひ今の想いを胸にプログラムを修了、完遂して欲しい。」という激励の言葉が贈られ、新島塾修了式、入塾式を終えました。
ここから2年間にわたる、それぞれの「志」の実現にむけた新たな航海が始まります。

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