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2021.07.28VISION3創造と共同による研究力の向上

ALL Doshisha Research Model ‘COVID-19 Research Project’ 第1回オンラインシンポジウム「Withコロナ社会のダイバーシティを考える」を開催

同志社大学は、2021年7月28日(水)に、ALL Doshisha Research Model ‘COVID-19 Research Project’ 第1回オンラインシンポジウム「Withコロナ社会のダイバーシティを考える」を開催いたしました。



シンポジウムは、2020年7月に ‘COVID-19 Research Project’ として立ち上げた77の新型コロナウイルス感染症に関する緊急研究課題の中から成果報告を行うものです。

第1回のシンポジウムは、2021年度、同志社大学が重点的に取り組むテーマの1つである「ダイバーシティ推進」に関連し、働き方や障がい者教育における課題や、パブリックマインドの育成に関する研究成果を報告しました。

第1部ではまず、政策学部 川口 章 教授から、新型コロナウイルスの感染拡大にともなう突然の育児時間の増加が、子をもつ共稼ぎ夫婦の役割分担にどのような影響を及ぼしたか?といった、労働時間や家事分担に関する調査研究について報告しました。家事分担やストレスの増減の男女差などが明らかになりました。

続いて、研究開発推進機構 村上 紗央里 助手より、差別や偏見がなぜ起きるのか、無意識や無自覚が分断を生むのでないかという観点から、「パブリックマインド」を育むための、多様な人々へのインタビューに基づく調査結果を報告しました。

最後に文化情報学部の阪田 真己子 教授より、オンライン授業に切り替わったことで生じた精神・発達障がいや留学生、学生の通信環境、年齢、情報スキルなど様々な特性に起因するアクセシビリティの課題を検討し、ハイブリッド型授業等、授業実践の展開を報告しました。

第2部では、「Withコロナ社会のキャンパスライフにおけるダイバーシティ」をテーマに、それぞれの研究結果からの気づきと、自由主義を尊重した行動の中で人権意識をもつこと、同志社大学が新島襄の「人一人ハ大切ナリ」を理念に、教育機関である大学として果たすべき役割を理解し、Withコロナのあたらしい社会を考えていくことの重要性などについて議論を行いました。



2021年8月31日には、第2回オンラインシンポジウム「Withコロナ社会の健康・医療を考える」の開催を予定しています。


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