2021.08.31創造と共同による研究力の向上
同志社大学は、2021年8月31日(火)に、ALL Doshisha Research Model ‘COVID-19 Research Project’ 第2回オンラインシンポジウム「Withコロナ社会の健康・医療を考える」を開催いたしました。
シンポジウムは、2020年7月に ‘COVID-19 Research Project’ として立ち上げた77の新型コロナウイルス感染症に関する緊急研究課題の中から成果報告を行うものです。 第2回シンポジウムでは、健康・医療に関連して、心理学、ライフサイエンス、理工学の分野から5つの課題の研究成果を報告しました。
心理学の分野からは、研究開発推進機構 岸田 広平 助教が、学校閉鎖や分散登校などの状況による子どもや親のメンタルヘルスに与えた影響についての研究結果を報告しました。ライフサイエンスの分野では、生命医科学部の髙橋 美帆 助教、三田 雄一郎 助教が、新規COVID‐19の治療薬、治療法につながる研究内容を紹介しました。ウイルスの構造や、どのように体にとりこまれていくのかといった基礎的な点や最前線の研究動向についても解説があり、新型コロナウイルスに関しての理解を深めることができました。理工学の分野では、理工学部の橋本 雅彦 教授が、小型PCRデバイスの開発の研究、大崎 美穂 教授が機械学習に基づく汎用性の高い影響要因分析の手法について報告し、Withコロナ社会における健康・医療について、さまざまな研究領域からの多角的なアプローチによる研究を発信することができました。
シンポジウムの内容は下記より視聴できます。
COVID-19 Research Project シンポジウム
他の課題についても随時ウェブページにて紹介する予定です。
COVID-19 Research Project (研究・産官学連携ウェブサイト)
2021年10月15日(金)には、第3回オンラインシンポジウム「Withコロナ社会の社会と行動を考える」の開催を予定しています。