2023.02.17「国際主義」の更なる深化
2023年1月30日~2月17日までの約3週間、韓国屈指の名門私立大学「高麗大学」の短期留学プログラム「Global Leadership Program」が同志社大学今出川校地において実施され、19名の留学生が本学で学びました。新型コロナウイルスによる渡航制限のため、このプログラムも2年間はビデオ会議システムによりリモート開催せざるを得ませんでした。しかし2023年、ついにここ日本で対面授業を再開できました!
このプログラムでは本学日本語・日本文化教育センターの教員により徹底的に日本語授業が行われます。日々の課題も多く、毎年、多数の高麗大学学生が日本語の修得と日本文化の理解を深めてきました。そして、語学だけではありません。島津製作所様見学や座禅体験や合気道体験等、来日しないと経験できない様々な体験学習も実施しました。また、留学の魅力の一つは、やはり人との出会いと交流ではないでしょうか。今回も数多くの本学学生が、サポーターや学習のボランティアとして参加してくださり、授業の補助や歓迎会・送別会、また、日常的な交流に尽力されました。会話練習や発表準備のサポート、学習以外の同じ若者として交流等を通じ、留学生たちと親交を深めることができたようです。
プログラム最終日に実施した成果報告会では、各自設定した日本に関するテーマについて発表しました。発表資料の作成そして本番の発表、すべて日本語で行いましたが、この3週間の学習成果が遺憾なく発揮され、流暢な日本語で皆堂々と発表し、短期間での著しい成長に聞くもの皆が驚きました。テーマの着眼点も非常に独創的で、私共も非常に興味をもって聞き入っていました。
最後の行事は修了式。皆晴れ晴れした笑顔とポーズで修了証を受け取られていました。修了式後は帰国前最後の交流の時間です。留学生と本学学生サポーターとが日本語で楽しそうに会話をしつつも、別れを惜しむ姿が印象的でした。3週間と言う短期間でしたが、学生たちは友情を築き、お互いに素晴らしい影響を与え合えたようです。このプログラムへ参加してくれた高麗大学学生・同志社大学学生が今後も友情を温め、韓国と日本、そして世界への懸け橋になってくれることを心より願っています。