次代に向けた新たな「学びの拠点」を提供するために
京田辺校地のラーネッド記念図書館がリニューアルオープンしました。
1Fには刺激に満ちた交流と互いの啓発を促し、多彩でクリエイティブな発信を支える
最先端のスペース・設備を備えたラーニング・コモンズを新設し、「学びのアウトプット空間」を構築。
1F/2F/3Fは主体的に情報や知識を得ることができる
グローバル学修支援機能も完備した新しい図書館機能として「学びのインプット空間」を展開しています。
この「新しい『知』のプラットフォーム」を積極的に活用してください。
京田辺校地にあるラーネッド記念図書館の館名は 1920年に同志社大学の初代学長に就任した D・W・ラーネッドに由来します。
米国コネティカット州に生まれた彼はイェール大学大学院を修了後、1875年にアメリカン・ボード宣教師として来日。
新島襄の志を支え、草創期の同志社の教育に尽くし、52年間にわたって同志社に在職しました。
D・W・ラーネッドは今日に受け継がれる「同志社の精神」を育み、広めた一人であり、日本の学術の発展にも大きく貢献した偉人として知られています。
その精神を象徴するのが、ラーネッド記念図書館の正面に高く掲げられた「LEARN TO LIVE AND LIVE TO LEARN(生きるために学び、学ぶために生きる)」というD・W・ラーネッドの愛誦の言葉です。
ラーネッド記念図書館が開館したのは京田辺校地開校と同時の1986年。
主に1、2年次生を対象にした全面開架式の学習図書館としてスタートしました。
1988年に両校地図書館でオンライン目録検索サービスを開始。
1994年の工学部・工学研究科(現 理工学部・理工学研究科)の京田辺校地移転に伴い、今出川図書館から約3,000冊をラーネッド記念図書館に移行し、さらに新規に約3,000冊を購入。
1997年にマルチメディア・ライブラリーを開設し、1998年にPCコーナー、1999年にWeb版DOORSを稼働し、ホームページに貴重書デジタルアーカイブも公開、 2010年にはCo☆labo(学習施設)を開設しました。
そして、2018年にアクティブラーニングとグローバル学修支援機能を備えた新しい「知の拠点」としてリニューアルオープンしました。
生まれ変わったラーネッド記念図書館が掲げるコンセプトはラーニング・コモンズとライブラリーが機能的に融合した「新しい『知』のプラットフォームの提案」です。
1Fをラーニング・コモンズを中心としたアクティブラーニングを展開する「学びのアウトプット─動的空間」、1F・2F・3Fをセルフラーニングを中心とした「学びのインプット─静的空間」と位置付けています。
さまざまなヒト・モノ・コトや最新の情報に出会い、クリエイティブな刺激に満ちた交流から得た閃きやアイデアについて、知識をインプットしながら熟考することによって深化させ、ロジカルな裏付けを持つ発想として具現化し、これらを広く発信することができます。
1Fのラーニング・コモンズには、多彩な機能を備えた活用自在のプレゼンテーションコート、個々の多様な相談に即応するアカデミックサポートエリアなど協同学習や交流を支援する機能があり、2Fは図書館への入口であり情報検索や資料収集の相談ができるライブラリーホールや、言語・異文化理解のためのグローバル・ラボなどで構成。
3Fは知識を深めるための個々に集中できる学習スペースと、想像を解き放つグループ学習スペースになっています。
学生の主体的な学びを多角的に支援し、新たな創造を促進するラーネッド記念図書館で新たな学びの世界を実感してください。
※小山 隆図書館長の役職は対談時点のものです。2018年4月1日からは竹廣良司経済学部教授が図書館長に就任しています。