2021年9月、同志社大学初の教育寮が誕生。
継志寮
多様な価値観を理解しあい、
その違いを新たな創造へ
同志社大学VISION2025にて掲げられた
「国内学生と留学生が区別なく生活を共にし、学びあえる寮」を
具現化した本学初の教育寮が誕生しました。
誰カ余之志を継き此事業を
成就セしむるあるへしと陳へたるなり
新島襄
継志寮の名称は、同志社大学の創立者である新島襄が1889年12月10日に認めた書簡の一文「誰カ余之志を継き此事業を成就セしむるあるへしと陳へたるなり」(『新島襄全集第4巻書簡編II』)に由来します。この寮の寮生には、新島襄や同志社に連なる方々の「志」を受け継ぎ、その実現を先導するような人物に成長することが期待されています。
FEATURE
GLOBAL
1ユニットは留学生2名、国内学生3名の5名で形成され、各フロアには16ユニット、留学生32名、国内学生48名の合計80名が居住します。様々な違いや背景を持つ学生が混住・交流する環境下で多様な価値観を理解し合いながら生活します。1階には短期受入留学生が20名居住できるようになっており、短期プログラムで来日した留学生とも交流することが可能です。
FACILITY
Entrance
エントランス
エントランスに企画イベントスペース、展示スペースを設置しており皆が必ず通る場所で一緒に企画ができる、寮生交流の場所にもなっています。またご両親などが訪ねてくる場合には、エントランスのスペースで会話ができるようにしています。2階、3階フロアへのアクセスは、このエントランスから専用のエレベーター、階段を利用します。入室の際にはICカードを利用し、寮生以外が通れないようセキュリティを高めています。
Lounge
回遊ラウンジ
廊下という概念をなくし、皆が通る動線を回遊ラウンジと称して、日常的にフロアにいる全員と出会える機会を増やすようにしています。この回遊ラウンジは自然(光・風・緑)を感じ、コミュニティラウンジとリビングを緩やかにつなぐ快適な交流空間になります。
Community lounge
コミュニティラウンジ
1番アクティブで大勢が集まれるコミュニティラウンジを建物の中心に配置しています。どの部屋からも気軽にアクセスができ、カフェのようなデザインのダイニングキッチンで日々の食事が作れます。気軽に自習・共同学習や企画などができる場所になります。近接する光庭から入る光と周囲の回遊ラウンジ、リビングと一体となった広々としたスペースとなります。
Living
リビング
リビングは5名1ユニットの個室の前に配置されています。ユニットの5名が集まり共同学習や共同企画などを考える場所となり、個人でゆったりと読書をするなどのくつろげる場所にもなります。リビングの扉を開けた状態であれば、回遊ラウンジと一体となったときには行き来する寮生との交流が可能になります。回遊ラウンジに面した壁にはメッセージボードを配置して各ユニットの共同学習などの成果や企画の案内などを掲示できるようになっています。
Private room
居室
居室は、部屋にこもりすぎないように必要最低限の家具と空間でシンプルに構成しています。ただ、個人学習も重要ですから、集中できるよう窓側に机、椅子を配置しています。ベランダもあり、洗濯物も干せる場所として利用できるようになっています。
Workshop room
ワークショップルーム
地階と1階にはワークショップルームを設置しています。ワークショップルームでは、異なるフロアの寮生との交流が可能です。様々な人数でのディスカッションやプレゼンテーションができるよう、机や椅子は可動タイプになっており、レイアウトも自由に変更できます。地階・1階ともに利用形態にあわせて多彩に利用できる連結型のホワイトボードを設置するとともに、地階はホワイトボードウォールにもなっており、活発なディスカッションを可能とする仕掛けを施しています。