京田辺キャンパス
リニューアル

同志社のを担う
京田辺キャンパスは
次のステージへ

「200年」これは、同志社の創設者新島襄が、同志社教育の理想の実現に要すると考えた期間です。2025年に創立150周年を迎えた本学は、次の50年に向けて、また、さらなる未来に向けて、飛躍を遂げなければなりません。

晩年の新島は、中国の古典「春秋左氏伝」にある一説「深山大沢生龍蛇」を好んで用いました。深山大沢とは、様々な個性を生かし育む、多様性に満ちた環境の事であり、本学においては、キャンパスを深山大沢にすることが理想の同志社教育実現への土台となります。

創立150周年を契機に、京田辺キャンパスを次なるステージに昇華させるべく、リニューアル工事を実施します。

#01
京田辺キャンパスの過去・現在・未来

Past
同志社の「」を背負って誕生した京田辺キャンパス

1875年の創立以来、今出川を主な拠点として発展を続けてきた同志社大学は、1986年、京都府南部の文化・学術・研究の一大集積地、関西文化学術研究都市の一角に京田辺キャンパスを開校しました。
最先端の学術研究施設や企業、研究者が数多く集まる知的ネットワークの拠点、市民が交流する社会に開かれたキャンパスとして発展を遂げてきました。

Now
現状の課題と「」に
向けたリニューアル

2013年に、今出川・京田辺のキャンパス再編が完了し、現在は、6学部6研究科約9,000人の学生が京田辺キャンパスで学んでいます。近年ではICT技術の進展に伴い、学びの多様化に対応し、豊かな交流を実現するキャンパスが求められるようになりました。そこで本学では、未来の学び・交流に向けたキャンパスリニューアルを実施することにいたしました。

Future
リニューアル後の「

キャンパスリニューアルでは、様々な個性を生かし育む、多様性と驚きに満ちた場としての「深山大沢」を具現化したいと考えています。様々な人々が集い、議論し、自身の考えを発表する場は、創立当初の同志社への回帰とも言えるかもしれません。未来に向けて変わり続ける京田辺キャンパスにご期待ください。

#02
次の未来へリニューアルプロジェクト

教育と研究のに向けて

近年の教育では、様々な手法が取られるようになり、既存の設備だけでは学生の知的好奇心を満たすことが難しくなっています。今回のリニューアルでは、未来に向けて先進的な学習空間を創造します。

CONCEPT 01
新たな学びを実現する空間

  • Target facility:知真館 能動的な学習を支える
    アクティブ・ラーニング教室

    学生が自ら考え、話し合い、発表しながら学びを深めることを目的としたアクティブ・ラーニング教室を設置。多様な学習スタイルに対応し、柔軟なレイアウトやICT機器を活用することで、創造的で対話を重視した学びを実現します。

  • 学びをさらに深めるラーニングエリア

    新設するアクティブ・ラーニング教室に囲まれたオープンスペースには、学⽣が⾃由に集うことができるラウンジ空間を設置。 ゆったりとリラックスし仲間と談笑しながら、学びを深めることができます。 教室の2次的スペースとして、教室を⾶び出してオープンなグループワークを⾏うことも可能です。

  • 個人の学修や活動の基盤に
    パーソナルラウンジ

    多様化する学修⽅式(BYOD・オンライン授業・課題発表の準備など)に対応するための拠点となる空間を設けます。⼀⼈⼀⼈が学修に深く取組むことが出来るよう、座席の独⽴性を確保した設計としています。学生がそれぞれのスタイルに合わせて落ち着いて学修できる空間を目指します。

  • ストレスフリーな学習環境へ教室内什器の更新

    教室内の机やイスなどの什器を最新設備に更新し、学びやすい空間を創り出します。
    具体的には、古くなった床・壁・教室扉を改修し、小教室の教壇を撤去してフラットな床として、教員が教室を巡回しやすくします。また、黒板を白板に更新し、順次AV設備をリプレイスして、教室空間を一新します。

CONCEPT 02
多様な教育研究活動を発信する場

学ぶ空間「レクチャーシアター」

国際会議やシンポジウム・学会の開催等、多様な教育研究活動の発信を可能とするため、スクリーンを大型化し、効果的で臨場感あふれるプレゼンテーションを実現します。また、人物とカメラが連動するフルリモート自動追尾システムを導入し、配信画像と教室の一体感をより一層充実させます。教室内装は木質化を図りアカデミックな空間イメージを形成し、座席配置の調整や車いす席を設置します。さらに教室近くにベビーケアルーム及び授乳室を設置し、ダイバーシティにも配慮したユーザビリティの高い仕様とします。

多様な交流と共創がを切り開くきっかけに

様々な個性を生かし育む、多様性と驚きに満ちた場を形成するためには、他者とのコミュニケーションが必要不可欠です。今回のリニューアルでは、教室や学習スペースに加え、学生や教職員が集い交流する場も刷新します。
京田辺キャンパスの中心に位置する空間が、交流・共創の場になることを願っています。

CONCEPT 03
キャンパスに留まり、交流ができる環境

  • Target facility:多目的ホール・中央広場 新たな交流の場となる
    カフェレストラン・ラウンジ

    現在ある多目的ホール周りを増築し、カフェ・レストラン及びラウンジを設置します。これにより、教育・研究・正課外活動等、キャンパスの様々な活動に関わる人々の交流の活性化を目指します。
    また、国内外や地域に開かれた大学として、学術・芸術・スポーツ等に関わる、様々な行事開催の機会増加に繋げます。

  • 中央広場の
    全天候化対応と人工芝化

    キャンパスの中心に位置する多目的ホール前中央広場を人工芝化し、誰もが不自由なく立ち寄りやすいフラットな心地良い場所として改修します。また、中央広場には大屋根を設けて全天候型とし、学生がゆったりと寛いだり、イベント等を楽しんだりする場として活用できるようにします。学問分野や立場等の垣根をこえた人との交流により、お互いの探求心や向上心を刺激し合い、新たなイノベーション創出の可能性を広げる場となること期待します。

  • Target facility:成心館・日糧館 食堂改修とフードコート化

    現在の専門店食堂を改修し、フロア拡充によるフードコート形式とします。また、日糧館1階東側の食堂スペースも内装及び什器を改修し、学生が集いやすい自由な雰囲気を創出し、憩いの場を充実させます。

  • Target facility:コモンズ広場 キャンパスプロムナードと知真館の結節点に

    キャンパスプロムナードと知真館1号館・3号館が交わる部分にコモンズ広場を整備し、授業間や放課後のコミュニケーションスペースとして活用できるようにします。またこれにより、それぞれの日糧館から知真館3号館との動線が強化され、ラウンジの利用率向上も期待できます。

#03
プロジェクトのスケジュール

本リニューアルプロジェクトは、SDGsを考慮し、可能な限り既存施設を活用すべく工事を行います。工事の進捗により、使える施設、使えなくなる施設が変わっていきますが、利用者に不便が無いようにスケジュールを可視化していきます。
リニューアルされた施設を利用することにご期待いただきながら、工事の進捗を見守っていただければ幸いです。