2024.07.10
文部科学省主催「未来の博士フェス2024~博士と創る、博士が輝く社会へ~」にて発表しました。
文部科学省は7月10日、一橋大学一橋講堂(東京都)にて「未来の博士フェス2024~博士と創る、博士が輝く社会へ~」を開催しました。
同フェスには全国の博士後期課程学生を応援する企業の協力の下、科学技術振興機構(JST)の共催にて実施されました。当日は学生によるショートプレゼンテーション、産業界、アカデミア、公的機関からのパネルディスカッション等が実施されました。
冒頭、商学、法学の二つの博士号をお持ちの、盛山正仁文部科学大臣が、博士号取得の経験談や博士学生のチャレンジに対する期待をこめたメッセージをおくられました。
ショートプレゼンテーションは同志社大学理工学研究科D2中上敦貴さんが「水中で機能する世界唯一の人工ヘムタンパク質モデル「hemoCD」を用いたタンパク質の反応機構解明および中毒解毒剤としての応用に関する研究」を発表。全国から選ばれた6名の一人として、堂々とした研究発表を行いました。
ポスターセッションでは、文化情報学研究科D3柚木慎太郎さんが「複数の評価項目に対する処置効果の推定および視覚化について」を発表しました。
ポスター会場は106もの発表があり、多くの博士後期課程学生の交流が行われました。この経験を活かして、あらたな研究交流や融合研究へのチャレンジが期待できます。
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未来の博士フェスに参加して
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理工学研究科 応用化学専攻 D2 中上 敦貴
今回未来の博士フェス2024に参加し、ショートプレゼンテーションとポスターでの発表を行わせて頂きました。発表を通じ、反響を含めて様々な交流が出来たのはもちろんのこと、博士課程に在籍しつつ起業されている方や、博士号を取得された方の様々なキャリアについてお話をお聞きし、視野がより拡がったと感じます。また肌で感じた博士学生を応援しようとする大きな動きと、それに伴う博士学生・取得者への期待は、自身の研究への向き合い方と今後何をなすべきかを改めて考える機会となり、今回の参加は総じて非常に有意義なものでした。主催側の思いも熱く、来年以降の開催においては博士学生や進学を考えている学生の方の参加を強くお勧めします。
文化情報学研究科 文化情報学専攻 D3 柚木 慎太郎
未来の博士フェスでのポスター発表では,他大学からの学生さんだけでなく博士人材を求めている企業の方々からも質問をいただきました。また,多様な分野の研究者たちと直接対話し,自身の研究を説明する機会を得られたことは大きな収穫でした。開会式では,文部科学大臣および参議院議員の方の「博士号を持つ人材が先導する社会についてのビジョン」を享受することができ,とても刺激を受けました.この経験を今後の研究活動に活かしていきたいと思います。
詳細:https://rd.doshisha.ac.jp/rd/inside/wakate/activities.html