「国際主義」の更なる深化
2017年度ドイツに開設したEUキャンパスの
教育体制を整備するなど、留学機会を更に充実。
留学経験を持つ学生の比率を全学生の30%に、
外国人留学生の受入れを全学生の13%に増やし、
国際性を更に強化します。
Now
活躍の場を世界へ広げる“挑戦”
Doshisha Week 2020の開催
EUキャンパスをテュービンゲン大学(UT)内に開設したことを機にスタートし、今回第2回目となるDoshisha Week 2020を、2021年3月4日(木)・5日(金)の2日間に亘り、オンラインにて開催。“COVID-19 Research: Challenges and Achievements for the Society”と題して、同志社大学が2020年7月に立ち上げたDoshisha COVID-19 Research Project の3つの領域より、両大学共通の研究課題を選び、研究紹介と討論を実施しました。
初日は、野口 範子 研究推進部長の司会の下、植木 朝子 学長、UTのProf. Dr. Peter GRATHWOHL 副学長からの開会の挨拶に始まり、“Cognitive and Immunological Impact of COVID-19”をテーマに講演が行われました。両大学の抗ウイルスに関する課題やCOVID-19の中枢神経系や免疫系への影響、最新の解析技術などについて将来の連携が期待される議論がなされました。
2日目は、“Science Communication”をテーマに講演が行われ、その後、科学・技術や医療を社会にわかりやすく伝える重要性や、科学者と政府の交流システムの国による違い、科学コミュニケーション人材の養成について討論が行われました。後半では、“Campus Internationalization”をテーマに講演の後、討論が行われました。留学や国際移動を前提とした教育プログラムにかわるオンライン学習の学生の満足度の他、国際共同研究の課題についても議論されました。最後に和田喜彦EUキャンパス支援室長、UTのProf.Dr.Bernd ENGLER学長より閉会の挨拶が述べられました。
両日で延べ80名程度の参加があり、両大学の研究者の今後の交流につながる、実り多い研究交流シンポジウムとなりました。
To the Future
更なる飛躍へ
同志社の次なる挑戦
グローバルマインドの涵養とダイバーシティ推進に向けた教育研究活動の活性化
多様性を積極的に受容するグローバルマインドの涵養を目的として、学内での共修環境を拡充するため、ICTを駆使したオンライン国際連携学習による越境的国際教育に向けた取り組みを強化します。同時に、ダイバーシティ推進の一環として外国人留学生受入体制の再構築を図ります。学術研究交流においても、オンラインを利用した国際シンポジウム・セミナー・講演・教育交換等を実施します。
海外拠点の戦略的強化
同志社大学独自の過去・現在・未来の国際連携の実績と目標に鑑み、米国・EU・アジアという3つの地域の多様性を考慮し、本学との関わりの位相を異にするアーモスト大学・テュービンゲン大学との連携を基に、EUキャンパスでの知見を活かし、国地域ごとの特色に応じて機能分化させた運営に向けて取り組みます。
Achievement
これまでの主な取り組み
- T.I.M.E.(Top International Managers in Engineering)のAdvisory Committeeに選出(アジアで唯一の現Advisory Committeeメンバー)
- 京都市「京(みやこ)グローバル大学」促進事業に採択・完遂
- 独立行政法人国際協力機構(JICA)とJICA研修員(学位課程就学者)受入に係る覚書及び研修員受け入れ委託契約を締結
- 同志社大学-ハーバードサマースクール10周年記念イベントを開催
- 外部語学試験受験料補助制度の導入
- EUキャンパスプログラム(現 ドイツ語・異文化理解EUキャンパスプログラム)を実施し、1期生として10名の学生をEUキャンパスに派遣
- テュービンゲン大学との共催で3回の国際シンポジウム、2回のDoshisha Weekを開催